塾長: 今日は18期の白石涼子と28期の大空直美による『先輩、後輩夢対談、第2弾』ということで、塾時代を思い出して、楽しく話を進めて下さい。
2人: よろしくお願いします。
大空: 突然ですが、青二塾大阪校の志望理由を聞かせて下さい。
白石: 子供の頃アニメが大好きで、アニメ雑誌に掲載されていた青二塾の塾生募集の広告を見て、こんな方達が青二プロダクションに所属してるんだと思い、他と比べることもなく直感で「ここにしよう」(笑)
大空: 凄いですね!(笑) 白石さんは奈良県出身ですよね。では自宅から通われていたんですね。
白石: そう、1時間ほどでしたね。
大空: 私の同期には福井県から通っていた子がいて土曜日はホテルとか、友達の家に泊めてもらったりとかしていましたね。
白石: 大変だよね。 私達の頃の受験資格は高校1年生からだったから、私は高校3年生で受験しました。
大空: わーっ!進路とかで悩む時期ですよね。
白石: 全然悩まなかった!(笑)
大空: 声優一本?(笑)
白石: 声優一本!(笑) 昔から声優になりたかったから。
大空: 子供の頃から?
白石: そう、子供の頃からなりたくって。 今日、その話をしようと思って、持ってきたのよ。
(小学6年の卒業文集を出す)
大空: わーっ!これ、凄いですよね! タイトル見せてください!6年2組…
白石: フレンドシップ友情!(笑)
大空: わーっ
(拍手)
 白石の卒業文集
白石: 凄い手づくり感あふれる卒業文集でしょ。 何でも書いて良かったんだけど、私は「将来の夢」でした。
大空: 是非、読んで下さい!
白石: えーっ!音読で?(笑)
大空: ハイ!(笑)
白石: ちょっとネガティブな感じなんですけど…(笑) じゃ、読みます。
「将来の夢」白石涼子 私はアニメが大好きで毎日のように見ている。五年生くらいからアニメに関する仕事がしたいと思うようになった。その中でも声優というアニメの中で声を出す仕事がしたいと思う。アニメを見ていて、「この役は、だれが声を出しているのかな?」と、最近気になっている。自分の好きな声優さんが出ているアニメは、ほとんど見る。 「アニメってダサイッ。」ってよく言われるけど声優になりたいから、ずっと先のことまで考えている。 なれるかどうか分からない大きな夢だけど、がんばってその夢に向かっていくつもりだ。実現できたらいいな
大空: わーっ!!凄い、凄い!
(拍手)
白石: この時はただの夢だったんだけど、今これを読むと凄いね。 叶ったね(笑)
塾長: その話、初めて聴いて感動したよ。
大空: 私も子供の頃からなりたいと思っていたんですけど、何ていうか夢を口に出すのが、ちょっと照れくさいというか、恥ずかしいという気持ちがあって「将来、何になりたいの?」って聞かれても正直に答えられなかったです。
白石: 何かね「声優になりたい」ということだけは凄い強い意志があって、ずっと皆に言ってたし、高校3年生で青二塾大阪校に入って、進路とか全然迷わなかった。 私は声優になるんだ!みたいな。
大空: 凄い!
白石: だから青二プロダクションに受かって良かったよ。 そうじゃないと、変な話だけど私何の資格も持ってなかったし、良かったなって思ってる。
大空: 私もですね、大阪校に入るって事を両親に伝えたときに、父が特に凄く喜んで、「大阪校って白石涼子さんの所だよね!」ってすぐ名前が出てくるくらい父はアニメ大好きなんですよ。
白石: (驚いて) お父さん!凄い!!(笑)
大空: そうなんです! 「白石さんだ!」って…凄く喜んだんです。(笑)
塾長: それは凄いね。
大空: 母はアニメの世界は大変なんだよね、って心配したんですけど、父は「青二プロダクション」だったらと言ってくれて…
白石: 何歳の時だったの?
大空: 大学2年生の時です。 「青二塾大阪校を受けたいんだけど」って相談して、お金を1年間かけて貯めて、大学3年生の時に大阪校を受験しました。 頑張りました。(笑)
白石: 偉いね。 私は(お金は)全部、親に頼って出してもらったからね。
大空: じゃ、ご両親が全面的に応援してくれて。
白石: そう、「やりたいことをやりなさい」って言ってくれて、全然反対されなかったたから。
大空: ステキ!そうだったんですね。 さっきの文集で憧れていた声優さんがいると言われてましたが。
白石: いたよ。特に男の子の声をやっている声優さんに憧れて、自分も男の子をやりたい。そういう目線でアニメ見てたかも。この男の子、好きだなとか、誰が声しているのだろうとか。 だからヒロインとか可愛いのには興味がなかった。(笑)
大空: そうなんですか?こんなに可愛くていらっしゃるのに。(笑)
白石: 自分にはそんな声は出ないとか思っていたから。(笑)
大空: へーっ、でも今に繋がっていますよね。少年役。
白石: そうだね。
大空: 私、白石さんの少女役も大好きです! 「夏のあらし!」が凄く好きで。
※アニメ「夏のあらし!」(テレビ東京系:2009年) 白石はヒロインの嵐山小夜子を演じた。
白石: おーっ!
大空: ちょうど2009年頃、声優になりたいと,めちゃくちゃアニメを観てた時期で、ステキな声、ステキな女性って、何か女性が憧れる女性って。好きです!(笑)
白石: ありがとうございます! 何か照れるなあ…そんな告白されたら(笑)
塾生時代
大空: では、塾時代のお話しを聞かせて下さい。 印象に残ってることとか。
白石: 印象に残っていることは、基本、全部だよね。(笑) 何かやっぱり青二塾の2年間は他とは比べものにならないというか、濃すぎて(笑)
大空: 濃かった!(笑)
白石: 濃かった。 正直、高校の思い出があんまりないほどだった(笑)
大空: 入塾オーディション、緊張しましたね。(笑)
白石: 実は私、高校1年の時に1回受けていて、その時は何か余裕でいけるみたいな。変な自信があったの。 でも落ちたから、18期の受験の時は凄く緊張して緊張して、あーっ!落ちる、落ちるわー、って(笑)
2人: (笑)
大空: その緊張感が良かったのかもしれませんね。(笑) 行事の係は何をされました?
白石: 係はね、クリスマス会だった。
大空: 私は合宿の自己PR係と謝恩会の係でした。
白石: 私はそれまで大きな係をやってなかったので、発表があった時「やっと順番が来た!!」と思って頑張ったよ。(笑) さっき頂いたアルバムにクリスマス会の写真が…ほら、赤いドレスを着て。
大空: 私もクリスマス会の時、赤いドレスでした。クリスマス会係の先輩が赤いドレスだったので私も赤いドレスにしようと思って…。 あと行事では合宿が思い出に残っています。バスの中で上級生、下級生皆でゲームしたり、親睦が深められるし、それと舞台で発表する機会もあるし良いなと思います。たくさんの人に観られるという経験がなかなかないので、クラス発表会は緊張しますが、勉強になります。
白石: 何をしたの?
 2年目の夏合宿での大空(右)
大空: 2年ともお芝居でした。白石さんは何をされたんですか?
白石: 私も2年ともお芝居だった。元々、物凄い緊張するタイプで、1年目、舞台上で靴を履きかえる時、靴の紐が結べないの。
大空: わーっ!焦りますよね!
白石: 限られた転換の間に結べなくって、靴紐がダラーンとなったまま出たよ。(笑)
大空: (哄笑)
白石: 2年目は余裕が生まれて少し堂々と出来るようになって、体当たりでお芝居をしたんだけど、元々、覚えて、身体全身で表現するのがどっちかと言うと苦手だったから、合宿はそういう意味では頑張ったなと思います。
大空: 度胸がつきますよね。それにお芝居を皆で相談して作ったりとか、演出も自分達でやったりとか、良い経験をさせて頂いたなぁと思います。あと、青二プロから幹部の方やマネージャさんが合宿やその他の行事に来ていただけるのでありがたいですね。
白石: そうよね。
大空: あと卒塾式泣きました?
白石: 泣いたと思うよ。 この写真は塾長先生に卒塾証書を頂いているので、おもいっきり笑っていますね。
大空: 良い笑顔ですね。後ろに座っている子はやはり泣いてますね。
白石: 泣いてるね。
大空: 泣きますよね、わんわん泣いていました。私、卒塾式に両親に来てもらったんですね。それで笑顔で「卒塾したよ!」って駆け寄ったら、父と母が号泣して、「頑張ったね!」って言ってくれて凄く嬉しかったです。
白石: 直美ちゃんは実家から通ってたんだね。
大空: そうです!20分位で通えました。(笑)
白石: 近いね。 出すタイミングを逃してたんだけど…塾生時代の名札。
(名札を取り出す)
大空: わーっ!1組15番。
(白石が名札を胸に付ける)
大空: わぁーっ!!
(拍手)
白石: 15番 白石涼子ですっ!(笑) 今朝ね、塾の時のテキストとか入っているのを見て、ほんとよくここにいるなと思います。レポートも酷かったです。塾長先生の赤ペンが一杯入っていて、書いていることも子供で…
大空: 今、読み返してみると。(笑)
白石: 読み返せない!(笑)
大空: 私のレポートも名前の書いてないものとか、誤字も多くて…
塾長: 見直すと分かるよね。何で赤が入っているのか。
白石: そうなんです。自分のことを言うのは何ですけど見事に1年目と2年目で変化がありました。1年目で出来てなかったことが2年目で出来るようになっていて、自分なりに学んだんだなと思いました。
大空: 塾時代の楽しいエピソードは何かありますか?
白石: 私、基本的に自信のないタイプだけど…
大空: 私からしたら意外ですけどね。
白石: でも周りに凄い助けられて、周りに甘えて、乗っかって。 少しでも自分に自信があるところとかは、ここで前に出なきゃと、頑張って前に出た気がします。 と言っても、ダンスとか歌とかで演技の勉強じゃないんだけど。(笑)
大空: 私もダンスと歌の授業大好きでした。
白石: ねえ、楽しかったよね。
大空: 楽しかったです。今に繋がってますよね。 「声優ってこんな風に前に出るんだ!」と実はびっくりでした。
塾長: 白石も歌は得意だよね!
白石: (照れる)
大空: そうですよね! 白石さんのキャラクターソング聴いたことあります。
白石: ありがとうございます。 まさか自分の歌を出すとは思わなかったけど。 「シングル出しましょう」と言われた時、不安しかなくて、今から思えば、もっと前向きに楽しんでやれたら良かったのにとか。
※白石はキャラクターソングの他、個人名義のシングルやアルバムもリリース。 また、「パステル」や「DROPS」等の声優ユニットにも参加。
大空: でも白石さんは謙虚な方ですよね。 こんなにすごい事をされているのに。
白石: 後から入ってきた後輩の子達が「憧れていました!」とか言ってくれたりとか、そういう話を聞くと凄く嬉しくて「私のこと知っていたの?」みたいな、14年間やってきた成果が少しでも残せているのかな?思うと嬉しいね。
大空: 大好きですもの、父も(笑)
白石: お父さん!(笑)
大空: 白石さんはご両親にとって自慢の娘ですよね。
白石: 子供の時からなりたいと言っていたからね。 「なれて良かったね」と思っていると思いますよ。
大阪校の授業
大空: では授業の話を。
白石: うちの両親も大阪と愛媛で関西弁だったし、授業でアクセントを教えてもらって… 実はね、塾生時代はあんまり身に付かなかった(笑) 辞書はもちろん持ってたし授業で習うけど、授業が終わったらみんな関西弁で喋っちゃうから(笑)
2人: (爆笑)
白石: 授業で読む台本とかは、印も付けるから標準語で読めるように少しずつなったけど、日常会話は正直、東京に来てから身に付いたような気がします。タマゴとか単語から学んだね。
大空: 鼻濁音ですね。
白石: そうそう、基礎から教えてもらえるので、大阪にある塾としては本当に良い所だなと思います。
大空: たま~に無声化とか知らない方もいらっしゃるから、授業で習っていて良かったなって思いますよね。 あと、授業で教えて頂いた「外郎売」は本当に役立っていて、お仕事する前に1回やってから現場に向かいます。あれは教えて頂いて本当に良かったなと思います。「外郎売」はいろんな要素が詰まっていて、滑舌もそうですし…
白石: 早口言葉も入っているし。
大空: 着付けの授業も助かりました!イベントで浴衣を着ることがあって自分で着ました。ゲストの先生の授業も嬉しかったです。
白石: そうだね。ちょっとウキウキ、ワクワクしたね。(笑)
大空: そうですよね。ワクワクしました。(笑)
白石: 今、専任講師でいらっしゃる「青春ラジメニア」の岩崎先生もゲストで来てくださいましたね。 あと授業で自己PRがあったんですけど、難しかったですね。
※「青春ラジメニア」(ラジオ関西で1989年から続くラジオ番組)
大空: そうですね。自分ってなんだろう?とか悩んだり、凄く自分のことを考えました。
白石: 見つめ直すよね。
大空: 私これまでどんな人生を送ってきたのかとか、子供の頃どんな子だったのかとか。
白石: 30秒とか1分とかの感覚もね、難しかったし。
大空: そうですね。体内時間の感覚も鍛えられましたよね。
白石: 何か一生懸命、体当たりで臨んでいた2年間だったという気がする。全部いっぱいいっぱいだったかも。(笑)
大空: 私もとにかく、今やる事を、一生懸命やるということだけでしたね。
白石: そうじゃないとね、通ってる意味がないし。 頑張ってやって何か残さないとやった意味がないもんね。
大空: そう思って、授業の時、はい、はいとやっていました。とにかく、前に、前にと。
白石: 私も、塾長先生の授業は手を挙げないと当てて頂けないので、一生懸命挙げたけど、泣き虫なのですぐ泣くみたいな(笑) 本当にいっぱい泣いた!(笑)
大空: そしていっぱい笑った。
白石: 入塾案内書を見てもいろんな瞬間が切り取られて、みんな凄い良い笑顔してるね。本当に笑顔のある濃い2年間だったね。
大空: 濃かったですね。
白石: 本当に何ものにも代え難いね。
大空: この2年間ほど一生懸命になったことって、それまでの人生でなかったですね。青春でした。
白石: (入塾案内書を見ながら)私の高校時代って感じでした(笑)
2人: (爆笑)
大空: 学校よりも青春って、分かります(笑)
白石: みんな仲良かったね。みんなで公園に行った?
大空: 私の期は河川敷でした。
白石: 私も河川敷行った!
大空: あそこは綺麗なんですよね、夕日が! だから夕日をバックに授業の予習、復習をしていましたね。
白石: 授業以外でも同期のみんなと集って練習したから、絆も深まったし…まあ、みんなライバルだけどね。
大空: そうですね。1年目の合宿を経て、ようやくみんなとより深く話せるようになったかも知れないです。
白石: Tシャツは変わってないですね。
大空: 灰色で、凄く汗っかきの子はビショ、ビショで真っ黒でしたね。
白石: あ、でも当時は(シャツの裾をズボンの中へ)インだったよ。
大空: 私達の時は出してましたよ(笑)
 夏合宿で走る28期・29期生
白石: 時代か…(笑)
大空: 時代ですね(笑) 芝生の上を走りました?
白石: 走った、走った!
塾長: 白石の時は海に向かって走ったんだよね。
白石: 走りました!(笑)
塾長: まあ、楽しい2年間だったよね。
青二ジュニア合格通知
塾長: 卒塾して青二プロダクションの結果が来た時はどうだった?
白石: この日に届くというのは事前に分かっていたので。
大空: そうですね、みんなから連絡が来て、もうそろそろだなと玄関で待っていた記憶はあります。
白石: 私もソワソワして、同期からも連絡があったりして、願うように待っていて。ピンポンが鳴って玄関まで走って行って、印鑑も手に持っていて…。 開けなきゃ分かんないけど、開けるの怖いじゃん。
大空: そうですね。
白石: ハサミ持ったまま何分か開けられなくって、母も側にいてくれて、
大空: 緊張してきた~。 当時のことを思い出しながら語られているから。
白石: ほんとそんな感じです。 封筒をね、切るけど、まだ開けられないみたいな感じで。深呼吸を何回したか覚えてないけど、出して…薄目で、何分かけたか自分でも覚えてないけど、その位スローなことだった気がする。それでやっと確認した瞬間「お母さ~ん!」って抱き合って泣いて、泣き虫は母譲りなんだけど…あっ…リアルに今泣けてきた。開けるのも、見るのも勇気がいって。
大空: 聞いていて私も凄くドキドキしました。
(大空、胸を押さえる)
白石: 凄く緊張したけど嬉しかったな…。 母が側にいてくれて、喜びを分かち合える人がいてくれて。 2年間、塾の話をたくさんしていたし、小学5年生からの夢だったからね。
塾長: ところで、白石はサインの練習しなかった?
白石: していません!(笑)
3人: (爆笑)
白石: 直美ちゃんはしたんだよね。(笑)
大空: わーっ!
(大空、テーブルに突っ伏す)
白石: (入塾案内書を見ながら)これ読んだよ!ちょっと笑っちゃった。
大空: サインの練習しなきゃ、「お母さん、紙」って言ってました!(笑)
白石: 泣かなかったの?
大空: それよりサインと思いました。 気持ちがね、先に、先にと行っちゃって、わーっ!東京、どうしょう、何処に住もうとか、サインとか、可愛いお洋服買わなきゃとか、一気に舞い上がっちゃって…
白石: この子は大物になりますよ。 凄い!(笑)
大空: お気楽、能天気なんです。
白石: 何分間か泣いて、やっと「合格しました」と報告しました。
大空: 描写がひとつ、ひとつ覚えてらっしゃるから…
塾長: 一人、ひとりにドラマがあるからね。この瞬間はね。
2人: そうですね。
塾長: まあ、そこからの始まりだよね。
2人: (しみじみ)
白石: 直美ちゃんはね、無邪気な天真爛漫な子が来たなという感じでした。可愛いって言葉が本当に似合う。
大空: 竹元先生にも「天真爛漫な子だね」って言われました。(笑) 東京に来てから大変じゃなかったですか?住む所とか、お金とか…
白石: アルバイトしながらだけど、最初は全部、親に出してもらってた。でも少しずつお仕事を貰えるようになってきて、光熱費は自分で出して、家賃とか他の費用は仕送りしてもらっていた。 そして少しずつ親の負担を減らして、家賃も自分で払えるようになって、今は逆に返して。
大空: 返して…
白石: そう、養成所の時から費用を全部親に出してもらっていたので。
大空: 返すって偉い…
白石: 私が声優になりたいと言って、よく反対しなかったなぁって思うね。
大空: 本当に夢を応援してくれたんですよね。
白石: 子共のためにと頑張ってくれてたみたいよ。 自分で稼ぐって大変だよね。 働くようになって初めて分かるよね。
大空: 大変なんですよね、お金を貯めるのは。
ドキドキの初仕事
大空: 初仕事はいつ頃だったのですか?
白石: 私ね、引っ込み思案だったから、なかなかアピールが出来なくって。何回かのオーディションの後、あるマネージャーさんとお喋りしていて、私がこういう声だと分かってもらえて、そのマネージャーさんが男の子役のお仕事をくれたの。主人公の少年時代。それが初めてのアニメだったの。凄く緊張したわ。
大空: 緊張しました?
白石: あんまりに緊張しすぎて… スタジオのロビーにあったスタンドの灰皿を倒した。
大空: (笑)
白石: 灰皿のふたが開いて、吸い殻がこぼれて、「わーっ!すみません!」って言って…泣いた!
大空: 白石さんにもそんな頃があったんですね(笑)
白石: 本当に引っ込み思案で緊張しいだったから。
大空: 嬉しかったのは、アニメのお仕事を春に頂きまして。
白石: 凄いね!春から?
大空: それも、偶然というか多分、大空という名前が珍しいので入れてみようかな?位の感覚だったと思うのですが、初めてガヤで名前も勿論なくて「先生、先生、わーい、わーい」と言っている子供達の一人で、それが「聖闘士星矢Ω」だったんです。 初めてアニメのレギュラーとったのは2年目の夏だったかな?
※アニメ「聖闘士星矢Ω」(テレビ朝日系:2012年~2014年)
白石: 私は2年目の春からレギュラーを貰いました。
現役塾生へ
塾長: では現役塾生に一言。
白石: 全力で取り組んで欲しいですね。 失敗しても、それが「失敗」という経験になるんです。 私も塾の時はいっぱい泣いたし、青二塾大阪校以外では経験出来ないことが詰っているし、それを経験していなかったら今がないという位、濃かった。達成感も凄いし、悔いの残らないように全力で楽しんで下さい。
大空: 今のこの時間を大事にして欲しいなと思います。悔いのないように過ごして下さい。下級生の皆さんは、何でも興味を持って勉強して欲しいなと思います。
白石: 下級生の人はあと1年もあるし、また4月から新しいスタートが切れるんですよ。上級生になると気持ちも変わるし、1年目とは違う自分に変身してどんどん成長していけると思います。1年目に分からなかったことが、2年目で分かったりとか、出来るようになったりとか。後輩が出来て違う立場になった時、1年目の子達を見るとか、自分の成長が感じられると思います。 先輩、後輩がいるのは良い環境だね。
大空: そうですね。先輩になった時、後輩に恥ずかしい姿見せたくないなと思うし、ちゃんとしなきゃと思います。1年目の係、何もやっていないという人、安心して下さい私も殆どやってなかったです。(笑)
白石: 私もやってない!(笑)
大阪校を一言で…
塾長: 2人の育った青二塾大阪校を一言でいうとどんなとこ?
大空: 一言?難しいなぁ…(笑)
白石: 本当にキラキラしてた宝石箱ですね。 みんなの夢もキラキラしてたし、みんなの表情もキラキラしてたし、いろんな行事も全て楽しくって、眩しくって、夢に溢れててさっきから何回も言ってるけど濃かった!
大空: 前回も申しましたが、やっぱり青春なんですよね。私の中で。 人生の中で一番濃くて温かくて、かけがえのないというか、本当に打ち込んだなと思える大事な2年間でした。青春と思います。
これから大阪校を受験する人へ
塾長: 最後に青二塾大阪校を受験する人にひと言
白石: 夢を叶えることは大変なんだけど、「よし!」っていう一歩を踏み出すということが凄い大事で、その一歩がめっちゃくちゃ大きい。 私の場合は養成所に入ることでした。何も勉強したことがなかったから、初めて演技の勉強をして、アクセントを習って、初めての事ばっかり詰まった青二塾大阪校の2年間だったんです。 何処かで勉強してないから、初心者だからとか不安ということはまったく心配ないです。濃い2年間になると思うので、もし声優なりたいと思っている人は一歩踏み出してみたら、と思います。 2年間をどう取り組むかですよね。私は通っていて良かったなと思います。頑張って下さい。
大空: 青二塾大阪校に入ったら、本当に楽しいことも、大変なこともそれまで経験したことのないようなことを経験したり、人間的に一回り大きくなれるような所だなと思います。 それと、自分ってなんだろうってことも2年間でもの凄く考えましたし、自分とたくさん向き合うことが出来ました。これまでは本当に根拠のない自信とか、生意気だった自分がいたんですけど、塾に通って確かな自信を得ることが出来ました。現場でも大阪校で勉強したことが生きてるなぁということがたくさんあるし、プロになって、青二塾大阪校に入って良かったなぁと思う瞬間が本当にたくさんあります。 だから声優になりたい、俳優になりたいという夢を持っている方に私は自信を持って大阪校をお薦めしたいと思います。 私も演技経験はゼロだったから、大丈夫です!頑張って下さい!(笑)
塾長: 今日、話を聞いていて二人とも純な気持ちを持ち続けているので、本当に嬉しいです。 これからも益々活躍して下さい。楽しみにしています。
2人: 頑張ります!ありがとうございました!
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