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<特別企画 第六弾!>
対談
心のふるさと 青二塾
集合写真集合写真
集合写真集合写真
参加メンバー
小野坂昌也(1期生)/置鮎龍太郎(6期生)
塾長:関 真吾

塾長:
今日は1期生の小野坂と6期生の置鮎との対談です。
二人とも超・忙しいので、この対談が実現できて嬉しいです。
どんな話が飛び出すか楽しみにしています。


小野坂昌也

置鮎:
卒塾して32年前、覚えておられますか?

小野坂:
当たり前じゃないですか!

置鮎:
結構、記憶が鮮明な方ですよね

小野坂:
そうなんですよ、子供の頃からね(笑)

入塾オーディション

置鮎:
では入塾オーディションから聞きたいと思います。

小野坂:
オーディションの時は柴田先生がいらっしゃっていて。
僕は声優というより、俳優になりたくて青二塾が俳優養成所だったので受験しました。
僕は吉本に行きたかったんだけど、まだ養成所が出来てなくて、それで青二塾のオーディションに行ったら横山ノックさんが審査員でおられて・・・。

※柴田秀勝:青二プロダクション所属俳優

置鮎:
えーっ!!横山ノックさんっ?!

※横山ノック:トリオ漫才『漫画トリオ』の一人。
後に参議院議員、大阪府知事。(故人)

小野坂:
お笑いの方もいらっしゃって凄いって思ってヤッターって思った。 僕ってオーディション大好きじゃないですか。


置鮎龍太郎

置鮎:
知らないけどね(苦笑)
そうですか。

小野坂:
それで色々やらされて、笑ってもらえると思ったんだけど全然でした。

2人:
(笑う)

小野坂:
実は後で聞いた話ですけど、3つの合同のオーディションだったの。

置鮎:
へーっ!!

小野坂:
音楽の審査員の先生も居て。

置鮎:
松田先生?
大阪で大きな事務所の養成所は初めてでした?

塾長:
そう、初めてだよね。

小野坂:
今ほど養成所に入ったからといって声優になれるとは考えられない時代だったからね。
選ばれて東京に来たとしても、一人も先例が居なかったもの。

置鮎:
1期生ですもんね(笑)

小野坂:
そう。それで東京に来たら、もう東京校の一人が声優の仕事をやっていた子が居てね。しかもアニメのレギュラーをやっていてね。 塾で勉強してても「無理かも」と思っていたから。それが光明でした。
今なんか完全に居てるやん。

置鮎:
先輩がね(笑)

小野坂:
(置鮎を指差して)
メチャメチャ売れてる奴。

置鮎:
(小野坂を指差して)
いっぱい居ますからね(笑)

小野坂:
今は養成所に入ったら、ビジョンがあるのよ、その子達には。

置鮎:
どんな?

小野坂:
選ばれて東京に行ったら声優になってお仕事があるというビジョンがある訳よ、今の子達は。 僕らの時は鮮明なビジョンが全く無いから、この先どうやったら本当に仕事が出来るのかと模索しながら授業を受けていたというイメージです。

置鮎:
授業の時から既にそういう感じでイメージしていた?

小野坂:
たまに青二塾に柴田さんとか古川さんとか来て下さって。

※古川登志夫:青二プロダクション所属俳優

置鮎:
青二プロの所属の役者さんが月一でね。

小野坂:
そう、最初は柴田さんが来て下さっていて、徐々に色々な所属俳優さんが来てくれて。授業ということよりかは、先輩の生き様を聞くということで、ビジョンを持っていけば目標が出来るんだなという感じでしたね。

置鮎:
なるほどね。

小野坂:
授業に関しては戯曲を読む授業が一番好きでした。
それまで戯曲って知らなかったんですよ。それで、シェークスピアの戯曲をみんなで演じるという授業とか。
置鮎さんやりました?

置鮎:
やりましたね、前田先生。

※前田達郎:大阪校専任講師。(故人)

小野坂:
そう、メチャクチャ面白かったんですよそれが。
もう僕にぴったり。

置鮎:
どういうところが?(笑)

小野坂:
授業だからみんなちゃんと読み込んで、いや、真面目な子ばっかりだったから、間違えずに読むことを一生懸命練習してくるよね。 でも、自分のあんまり練習していない所も男女関係なく役を割り振られるわけです。

置鮎:
僕の時は女性が多かったので、仕方なく女の子も男性役をしてましたけど

小野坂:
僕はエチュードが好きなので、人がやらないような事を授業でやって面白がっていました。やり方がいっぱいあったからね。幅が広かったから。
あの授業が役立っているね、アニメやラジオの仕事の時に。

置鮎:
小芝居を始めるんですね(笑)
ほんと、急に小芝居を始めるんですよね(笑)

小野坂:
めちゃくちゃ好きなんでしょうね。

塾長:
小野坂の頃は手探り状態だったからね。

置鮎:
僕らの時代は、もう先輩が活躍されていたのでね。 いつか自分たちもと思いますからね。

小野坂:
生き残っていくのは凄く大変な仕事だから。

置鮎:
そうですね。

大阪校の行事

置鮎:
行事のことで覚えていることはありますか?

小野坂:
行事ですか。
僕らの時は合宿という厳しいものがありましたね。

置鮎:
合宿はいちばん印象深いですか?

小野坂:
そうですね、だって泊まりじゃないですか。
それで全員同じ所に固められる。

置鮎:
そうですね(笑)

塾長:
小野坂の時はね、一泊だからね。
それにプログラムも何にも無しだよ。

小野坂:
はい。(置鮎に)そのプログラムは俺たちが苦しんで作ったんだよ!

置鮎:
(笑)

小野坂:
行ったら、行ったで面白いんだけど。
エチュード大会ですよ!

塾長:
手探りでやったからね。
置鮎の頃は、ほぼ合宿の形が二泊三日でね。

小野坂:
昼間とかランニングしたりするの?

置鮎:
ランニングはしないですよ。ドッジボールとかしていました。

小野坂:
夜には大広間に全員集められて出し物やりましたよ。
僕はエチュードやることが楽しいから率先してやりたいわけよ。

置鮎:
へーっ。

小野坂:
どんなネタで笑わせようか考えます。

置鮎:
例えばそういう時って急に言われて何をやろうと思うんですか?

小野坂:
コント。

置鮎:
コント、1人で?

小野坂:
山本君と。

置鮎:
ああ、相棒がいたんだ。

塾長:
だから時間が少し有れば小野坂なんかやれって言うと、すぐやった。

小野坂:
すぐ出来ます(笑)

置鮎:
(大笑い)

小野坂:
打ち合わせは1分くらいでね。

置鮎:
今の原点ですね。

2人:
(大笑い)

塾長:
しょっちゅうだもんね。

小野坂:
しょっちゅうやらしたという覚えがあるんですね?

塾長:
ある!!

3人:
(爆笑)

塾長:
でもよくやったなあと思うよ。今の子は出来ないもん。
いやぁ、面白かった。

小野坂:
シュチエ―ションを決めて、オチを決めてお互いに探りながら。
これを柴田先生とかプロの役者の前で、観てもらうんだよ。

置鮎:
当時は恥ずかしいとかはなく、只、観て笑って欲しいからという気持ちがあったからなんですよね。
あれ?完全に今と一緒ですね(笑)

小野坂:
そうね。

塾長:
合宿の1年目は「アジの開き」とかね。

小野坂:
そうそう、「アジの開き」。みんな失笑だったんだけど。
歌を唄った子も居てね。それで気を引き締めてコントをやらなければなと思う訳ですよ(笑)
いつもは起承転結だけだったんですけど、間にいっぱいネタをいれて、ちゃんとしたオチをね。

置鮎:
なるほど(笑)

小野坂:
長くなったなー、合宿の時の俺たちのコント。

置鮎:
じゃあ、きっちり時間が決まっていなかったんですね。

小野坂:
俺たちの時はざっくりでしたね。5分ぐらいかな。
置鮎君の出し物のコントはどんなの?

置鮎:
コント!?いやいや、コントしてない!(笑)
2年とも芝居ですね。1年目の時はダンスの時間に当時、放送してた東映さんの特撮の「ジライヤ」というのがあってその曲を使ってお芝居の中で踊ったりしました。

※「世界忍者戦ジライヤ」(東映制作/1988年~89年)
東映特撮メタルヒーロー作品の一つ。

小野坂:
何人で?

置鮎:
10人で。
それで2年目はファンタジックな感じのお芝居をしました。

小野坂:
まあ、合宿は楽しむという感じじゃなくて、ネタを考えないといけないという苦しみです。

塾長:
(笑う)

置鮎:
僕は全然目立とうとかいう気持ちが無かったんですけど、2年目の時、芝政へ行って集合写真を撮るんだけど、いつもは端っこの方に居るんですけど、その集合写真だけはど真ん中で。
そこで人が変わったんだと思いました(笑)

小野坂:
でも変わって良かったね!

印象深い授業は

置鮎:
塾時代は主には合宿と。
授業は色々ありますけどね。

小野坂:
柴田先生の授業の「外郎売」は只、やったら怒られるからね。

置鮎:
どういう?

小野坂:
みんな暗記するんですが、只それだけではダメ。宿題をやってくるだけじゃダメと思う。その一つ先を行かないと、ここでは褒めてもらえないんだという事が分かりました。
「外郎売」は元々歌舞伎の演題じゃないですか。だから歌舞伎っぽくやるのか、物売りっぽくリアルにやるのか、と言う事です。
他の人は、まあアカデミックにやりますが、僕は少しでも笑ってもらおうと頑張らなきゃいけないという(笑)

置鮎:
そうですね。自分をアピールすることは大事ですしね。

東京に来てみて

置鮎:
それで2年間を終えまして、無事にオーディションを経て東京に来てどうでしたか?

小野坂:
まず、東京校の人と授業するんですよ。勉強会ですね。
吉祥寺でやってました。
その時に東京校のメンバーは東京に家があるんだと思いました(笑)

置鮎:
わーっ!!それは大きい!!
家から来てるの?って感じですよね。

小野坂:
えっ、ごはんどうしてるの?お母さんが作ってくれてるから早く帰んなきゃ、って。
僕らは家賃払わなきゃいけないから、バイトしないといけない。バイトして事務所から仕事が入ったら、バイトを辞めなきゃいけなくて、それで最終的に続いたのが、道路の夜の警備員。夜の8時から朝の8時まで。

置鮎:
僕も大阪にいる時は警備のバイトしていました。

小野坂:
へーっ、そうなんだ。
只、警備のバイトやって仕事入った時は大変じゃないですか。寝てないまま行くから。その頃の仕事はアニメのガヤなんですが、めっちゃ眠くなるんですね(笑)
それで「エスタロンモカ」というドリンクをずっと飲んでました。 眠気覚ましでカフェインの塊みたいな飲み物でした。

置鮎:
そして苦しい時代を経て、そして?

小野坂:
恵まれてたのは、小学生社会科のお兄さんのオーディションをわりと早めに頂いて。

※ NHK教育テレビ『くらし発見』:小学校4年生向け社会科の学校放送。
小野坂は「タクさん」として顔出しで出演。

置鮎:
「タクさんだよ!」(タクさんの仕草をする)

小野坂:
その前は先輩の出てらっしゃった舞台に「人数足りないんだけど来てくれる?」と言われ、行ったんですよ。
そこの演出家に凄く気に入られて、その演出家のやる舞台によく呼ばれてたんです。だからバイト、舞台、バイト。その頃は1年に5本ほど舞台をやっていました。

置鮎:
それはお仕事としての出演?

小野坂:
ううん、本人は勉強のつもりですよね。
チケットノルマもありました。

置鮎:
あ、やっぱり、そうですよね(苦笑)

小野坂:
NHKのロケは、今のロケと違って月~木か月~金でロケ。
土曜日は、前回のナレーション入れ。

置鮎:
ほぼ毎日べったりですね。

小野坂:
日曜日はお休みで、また月曜日NHKからロケに出発。日本中回っていたんですよ。夏休みと冬休みだけ、休みが有りました。

置鮎:
それは有ったんですね。


 

小野坂:
それ以外、毎日ロケ。

置鮎:
それが何年位続いたんですか?

小野坂:
2年。

置鮎:
2年だけですか、もっとやってると思ってました。

小野坂:
その当時はほとんど地方に行ってたからアニメに入れる訳ないじゃないですか。それでNHKが終わって帰ってきたら草尾君がめっちゃ売れててびっくりしました。
彼の期の卒業公演を手伝ってて「草尾君は元気で良い子だね」とか言ってたら、知らない間にスターになっていてびっくりしました(笑)

※ 草尾毅:東京校第6期生

置鮎:
東京6期の人は、当時作られた青二制作の声優になる為のビデオの主役の人も6期の方でしたよね。お父さん役が青野さんでタイトルは「めざせ声優」でしたね。

小野坂:
置鮎君はよく覚えてるなあ(笑)

置鮎:
ビデオ観ましたよ。

小野坂:
僕はアニメというより、ナレーションとCMが多かったですね。

置鮎:
ナレーションは「学校へ行こう」とか?その前って何でした?

※「学校へ行こう! 」:TBSのバラエティ番組

小野坂:
ナレーションはいっぱいやってたけど・・・。

置鮎:
日テレのニュースの!!

小野坂:
あっ、「独占スポーツ情報」ね!
あれは、文化放送でやってたラジオがあったんだけど、そのラジオの作家の方に「日テレのナレーションのオーディションを受けてみろよ」と言われてね。 変わったオーディション行くたびにその当時は受かってたんです。
あとはプロレスとかね。

※「独占!スポーツ情報」:日本テレビのスポーツニュース番組

置鮎:
リングアナウンサーね。本当に色んなことをやってますね。

小野坂:
当時青二に居たマネージャーの中にプロレス好きな人が居て「週刊プロレス」を毎週買っていて、その中に新しい団体のリングアナを募集していてね。
ま、オーディションでは色々ありましたが・・・(笑)

置鮎:
それを今、うちの事務所の人が何人もやっている(笑)

小野坂:
吉水君とかね。

※ 吉水孝宏:大阪校4期生

置鮎:
太田真一郎とかレニーさんとか。

※ 太田真一郎:東京校10期生
※ レニー・ハート:独特な巻き舌コールで有名なアメリカ人。

小野坂:
本当に色んなオーディションに行きましたよ。それに鍛えられて、そういうオーディションが大好きになってました。

置鮎:
個人の性格とか、楽しもうとか、バイタリティとかがあるからこそ出来た(笑)

小野坂:
青二塾で培われた

置鮎:
培われた(笑)
個人が持っているものがあって、培われたものみたいな。

転機ってある?

置鮎:
まあ、その後も色々お仕事をされていると思いますが、転機になったことは有るんですか?

小野坂:
転機ねえ・・・。まあ、ナレーションとかCMやってて、僕は本当にエチュードが好きだったので、CMの時も自由にやらせてくれる人が多かったんです。

置鮎:
へーっ。

小野坂:
例えば「平社員と部長の会話でドリンク剤を売って下さい」みたいなことで書いてあるんだけど。

置鮎:
そうですね。だいたい決まったセリフが書いてあって。

小野坂:
CMだしね。

置鮎:
秒数に収まっているしね。

小野坂:
ラジオだと20秒だしね。
書いてあるから、その通りやるんだけど、こうやったら面白いとか、こうじゃないですか、という提案を常にやってたわけです。そしたらディレクターの方も「ホントですね、それ面白いですね!」と言ってくれて。
で、原稿を自分でいじって提案をしていくことが多かった時に「学校へ行こう! 」とか「独占スポーツ情報」とかのAD君や作家さんと相談しながら原稿書いたりして仲良くなってたら、その人たちがどんどん偉くなって、何年か後に使ってくれる。

置鮎:
そういうことね。

小野坂:
そのサイクルが凄いんです。

置鮎:
なるほど、種まきか(笑)
ちゃんと芽を出してきた。

小野坂:
そうなんですよ。
だから僕がナレーションをやってた頃にADとかDをやってて若かった子たちが、今はもうプロデューサーの偉い人になっていて。

置鮎:
なるほど30年も経てばね。

小野坂:
それが転機といえば転機かな?

現役塾生からの質問

塾長:
塾生から質問が有ってね、『東京に出てきて一番困ったことは何ですか?』という事なんだけど。

小野坂:
なるほどね。それは家を決める時ですよ。
東京に一人で出てきたらお金が無い!
なので僕は最初二人で住んでたんですよ。

置鮎:
今でいうルームシェアですね。

小野坂:
2Kの畳の部屋で、間がふすまで仕切られただけで、完全プライベートが無いんですよ。どうやって生活をしていたかというと、お互い夜のバイトと昼のバイトという感じで、家に一緒に居ないという生活をしていました。

置鮎:
そういうことを話し合って?

小野坂:
たまたまそうなっただけなんだけどね。それが上手くいって良かったのかな?いうところがあるんですけど。

塾長:
難しいよね、シェアはね。

小野坂:
今だったらたぶん出来ないと思います。

置鮎:
お風呂は有ったんですか?

小野坂:
もちろん、もちろん。風呂なかったら生活していけないからさぁ。 役者ってやっぱり、どこでも良いんじゃなくって、身だしなみとか仕事に行った時に印象って凄く大事だから、身なりも、金無くても良い服を買わなくてはいけないし、何時でも綺麗にして行かないと仕事って続かない。

置鮎:
おもっ!

小野坂:
無理しないとやっていけない仕事だからさ。僕はずっと毎月10万ずつの借金があって、洋服代でしたから、全部。

置鮎:
当時?

小野坂:
当時も。
売れてないのに服買ってたから。
それが何か面白い服着てるということで仕事が来てたんで。

置鮎:
それ、今もじゃないですか!(笑)

小野坂:
結果的に繋がるから、そういう損はしとかないといけないからね。 それを見極めるのが大変だと思う。

置鮎:
見極めた結果、80万のワニのジャケット?(笑)

小野坂:
120万です(笑)

塾長:
凄いね。

置鮎:
謎のジャケットを作って。

小野坂:
謎のジャケットですけど、あれ、だいぶ金取り戻しています。仕事的にね。

置鮎:
みんな弄ってくれるもんね。

小野坂:
そういうのは後になって分かりますけど、今やってることが後の役者にとって重要なことかどうか、考えながら全て生きていかなきゃいけないので。
普通に生活してて「生活が苦しい、だからバイトしよう」だったら上手くいかないと思う。
バイト選び、家選び、自分の金の使うところの選び方が一番難しい。

置鮎:
投資ですね。自分に対するね。

小野坂:
それをアドバイスしてくれる先輩が居たら良いのになと思ってました。

置鮎:
身近にね。この人凄いと思える人に聞くと良い。
僕は現場に入った時にたまたまベテランの先輩の方がいっぱいいらっしゃったし、青二がキャスティングしたアニメーションで「スラムダンク」とかの作品で、いっぱい居たので、面白い人も居れば、凄い人も居て(笑)

※アニメ「SLAM DUNK」(テレビ朝日系列/1993年~96年)

小野坂:
みんな面倒みてくれたからね。

置鮎:
そうなんですよ。そういう土壌があったから救われましたけども。 今は若い人ばっかりの現場がいっぱい有るからね。うんうん。

健康に良いこと、やってる?

置鮎:
さぁ、それでは、次なんですが。
身体に良いことしてますか?
年齢的にも聞いておきたいと思いまして(笑)

小野坂:
50歳から僕はダンスを始めたんですけど、運動神経が良いから何でも出来ると思ってて、やりだしたわけ。

置鮎:
自分でそう思ったんですね。

小野坂:
でも、ダンスやってる人と自分の身体はまったく違うもんだった。

置鮎:
当たり前でしょう!(笑)

小野坂:
分かってから、プライベートトレーナーについて週2でトレーニングしています。

置鮎:
これもね、自分に対する投資ですよね。

小野坂:
もう、3年ぐらいやっている。それをすることによって、食事も何を食べたら良いか教えられるので、気にしてボディビルダーが食べるような料理を自分で作って食べるわけですよ。

置鮎:
味気ないやつをね(笑)

小野坂:
そうそう、そういうことを延々していますね。
置鮎さんも学んで欲しいです。痩せたいと言っているんで。

置鮎:
そうですね(笑)
50歳になったら始めようかな。

小野坂:
そうか、そういうことか(笑)

置鮎:
いつまでも若々しくて良いですよね。

小野坂:
でもね流石にやっぱり49と52の時に体力の衰えを感じる時があるよ。9時間位喋り続けた時に「しんどいな」ってね。

置鮎:
そりゃしんどいに決まってるでしょう。
誰でもしんどいでしょう(笑)

小野坂:
こんなに喋るのが好きなのに、しんどいって、どういうことだろう?

置鮎:
好きと関係ない。
喋りすぎだから(笑)

小野坂:
体力が落ちたのかなぁ?
よし、トレーニングに行こう!(笑)

置鮎:
喋るのをやめたら良いんですよ(笑)

小野坂:
食べないでもずっと喋ってられるという時代があったにも関わらず、何かチョコレートとかを入れとかないと、頭が回らない。

置鮎:
普通ですよ、それは!(笑)

小野坂:
これが超怖いですね。

置鮎:
普通ですけどね(笑)

小野坂:
生放送やっている時にね・・・

置鮎:
生放送?

小野坂:
生放送やっている時とか、完パケ撮りとかの時に・・・これが超怖いですね。
すぐ思い浮かばなくなるやつ

置鮎:
僕は今でもありますよ。
「えーっと」とか、「分かんないや」とか(笑)

小野坂:
分かんないやって言える度胸が凄いですよ、置鮎さんは。

置鮎:
みんな信頼しているから。
分かんないな(笑)

小野坂:
俺は恥ずかしいという羞恥心が勝っちゃうから、出来ないですね。 小学校の時から憧れですよ、そういう「分かんない」って言える奴、「かっこ悪い」って言える奴。

置鮎:
分かんないしか言えないからですよ(笑)

小野坂:
25歳位の時ジムに行ってみたら、ナルシストの奴がいっぱい居て。

置鮎:
見せる筋肉なんでつけんねん!

小野坂:
なんやねん!って思ってたんですけど・・・早めにやっておくこと重要(笑)

置鮎:
体力作りね(笑)
やっぱり、普段生活している時もそうですが、何気ない時にちょっとした衰えを感じるみたいな。

小野坂:
あとね、スタミナが無くなってきたら、喋る気力が少し落ちるから、それまでの時よりも勢いが無くなって感じるわけ。
それをディレクターとかに見せてはダメだから、倍、頑張らないといけないわけじゃない?

置鮎:
一緒にイベントに出る機会も決して少なくはないじゃないですか。媒体の仕事でフリートークとかそういう時、みんながマイクを下に下ろしていると、「マイクを持て!」と言ってる。
完全に染まっている自分がいます(笑)
「マイクを下ろすな!」とかね。

小野坂:
良いですね~(笑)

置鮎:
話さなくってもいいからマイクを上げとけ(笑)

心がけていること

置鮎:
ところで「常に心がけているもの」は何ですか?
今のこともそうですが、精神的とか肉体的にとか、仕事に関してでも良いですが。

小野坂:
僕はそうですね、みんなに言われるんですが、「追い込み過ぎる」という所が問題でもあるんですけど。

置鮎:
意外とストイックですからね。

小野坂:
ただ、この仕事は常に張りつめた糸でないと、追い込んでいかないとやっていけない現場ばっかりなんですよ、結局。
だから僕は、ボイトレの先生とかに言われるんですが「ピッと切れた時には死ぬ」っていう声の出し方してるらしいので、私生活でも弛めません。

置鮎:
しんどくないです?(笑)

小野坂:
置鮎君、この世の中、生きることは行(ぎょう)なんだよ。 だから自分が努力しないと生きてる意味がない。だから空いている時間が常に無いようにしますね。

置鮎:
サメですね(笑)

小野坂:
サメです。泳がないと死んでしまいます(笑)
空いている時間にゲームをやるのも、ゲームをやることによって仕事に繋がるとか、テレビを観ることによって仕事に繋がるとか。

置鮎:
小野坂さんのやっていることって、年齢的には子供っぽいけども、でもそれが仕事に繋がっていることが殆んどだから、そこは説得力がありますね。

小野坂:
そうですね、洋服の本を見たりとかね。兎に角なんでも良いから身近な好きなものから、それが仕事に繋がるように自分でやっていけば良いから。

置鮎:
今、ゲームもたくさん色んなメディアで取り上げられていますしね。

現役塾生諸君!

置鮎:
さぁ、という事で、色々と伺ってきましたがそろそろ締めですよ。 現役塾生が34期、35期とおりますが、それとこれから目指そうとしている36期に向けてお願いします。

小野坂:
はい、やるんだったら命懸けでやって下さい。

置鮎:
どの位の命懸け?(笑)

小野坂:
そうですね、もう崖の先端に立っている状態を常にキープするということですね。

置鮎:
生温い感じはいかんと。

小野坂:
そう、今、考え付く将来のビジョンに対しての、エチュードは全てやっておかないとダメですね。 ファッションセンスもあるでしょうし、身体作りもあるでしょうし、笑いとしての能力もあるでしょうし・・・

置鮎:
そこはセンスがあるからな。

小野坂:
永遠に喋れるという話題性、何でも雑学を手に入れておくとかそういう事を、今の内にやっとかないと遅いですから。
だって、せーので合格したとして東京へ来るじゃないですか、その時に一発目の仕事で失敗したら、しばらく仕事来ないですよ。だから、その時にマックスでやっとかないと、100でその仕事1本目をやらないと次の仕事に繋がらないから。

置鮎:
しかも仕事の時は超緊張してるしね。

小野坂:
でしょ?60%の力しか出せないでしょ?
その60%でも、人の120%位の力を持ってないと一発目の仕事やっちゃダメなんだ。
一発目の仕事にかかってるから。
常に目の前の仕事が最後の仕事と思ってやらないと次には続いていかないですよね。そんなに甘いもんじゃない。

置鮎:
そうですね。僕は新人の頃の方が・・・今も気持ち的にはそう思ってるけど、ストイックというかもの凄く何でもかんでもオーディション通ってやろうと。行っては落ち行っては落ちたんだけど、でも今より受かってましたね。

小野坂:
置鮎君の場合は朗らかチームなので(笑)

置鮎:
そうですか?(笑)

小野坂:
人柄が良いので。
やっぱり人柄で仕事を取っていける。

置鮎:
だったらもっと欲しいよ!(笑)

小野坂:
高望みし過ぎなんだよ。
それで充分ですよ、置鮎君は。可愛がられているってことで。

置鮎:
もっと可愛がられたいですよ(笑)

小野坂:
それには、じゃあ・・・痩せるということで(笑)

置鮎:
痩せる・・・。

小野坂:
痩せる努力をして下さい。
現役の人たちには心づもりを早めに持って、自分で空いてる時間とか、サボる時間を如何にしたら無くせるのか考えて欲しいですね。最初は無理だと思うけど・・・。学校から帰ってきて、テレビ観るとかゲームするとか、その「気を抜ける」という時間が大事なんだけど、その時もやっぱり役者のこと考えないと、芝居のことを。でないと、一歩先を行かれちゃうよね、天然に上手い人にね。 天然に上手い人はこの先、何人も出てくるから。何にも考えてないのに延々仕事ある人。

置鮎:
いるね(笑)

小野坂:
そういう性能を持ってないんだったら、ちゃんと自分で作っていくしかないよね。くれぐれも甘い考えで毎日生きないようにね。
土日しか授業は受けてないんでしょ?その時しか芝居のことを考えてないんじゃない?
月曜日~金曜日の方が大事だよ。

置鮎:
月~金の話は塾長も仰ってますが。

小野坂:
そうなの?(笑)

置鮎:
授業してない日が大事だと。

小野坂:
俺もその頃は意味が分かんなかった(笑)

置鮎:
今、完全に受け売りでしょ(笑)

小野坂:
頑張って下さいね。

大阪校を受けようと思ってる皆さんへ

塾長:
ではこれから青二塾大阪校を目指そうという子に一言。

小野坂:
目指そうという人は幅広く来て下さい。

置鮎:
幅広い人材を求めています、と小野坂さんが。

小野坂:
置鮎君はどうなの?

置鮎:
僕も28年ほどやってきたけども、それでもまだ仕事ガツガツしたいじゃないですか、僕らって。若手の人に負けたくないし、そういうライバルとして、みんな後輩の人は見てると思うので、張り合いのある人が。

小野坂:
そうねライバルになりえる人に入って来て欲しいし、なりえる勉強して欲しいね。だからといって授業の時にとてつもないことをやるのが良いことではないからね(笑)
空気を読むことが大事なんだよ。

置鮎:
先輩からも一目置かれるような若手が来てもいいと思いますね。 実際、居るし。

小野坂:
自分の仕事に呼びたいと思うしね。

置鮎:
あの人と仕事してみたいなって、先輩が後輩に対して思うのも大事だと思うので。そういう対象になって欲しいな。
まあ、色んな人に来て頂いて、先輩を脅かしつつも先輩からも一目置かれるような素敵な存在になって欲しいなと思っております。
青二塾大阪校ですが、こんな先輩たちが先んじて東京に来ております。是非、青二塾大阪校に応募して下さいね。

塾長:
はい、どうもありがとうございました!!
これからも益々身体に気をつけて活躍して下さい。
お疲れさまでした!

2人:
お疲れさまでした!!


2017年 12月 収録